山脇学園
■訪問時期…2019年初春
■訪問者…私のみ
■どんな催し…学校説明会
この学校はとにかく立地が最高に良いです。
青山一丁目・永田町・赤坂見附・赤坂の4駅から徒歩10分以内という抜群の交通アクセスに加え、都心とは思えない広大かつ緑豊かな敷地。伝統校の素晴らしい点だと思います。
山脇は多くの伝統女子校の例にもれず偏差値や進学実績的には下降気味で、学校側の危機感が説明会の内容に表れていたように思いました。
【今後の改革点(2019年度より)】
授業の充実
1.授業数を増やす
・3学期制に変更して定期テストの回数を増やす。
・中学の国語と数学のコマ数を増やす。
・土曜日にも通常授業を行うこととし、週6日制にする。
・1時限45分から50分にする。
2.教員のスキルアップ
・授業評価制の導入。
・研修の充実。
課外授業の充実(新たな課外授業を増設)
・放課後特別授業
・夏期/春期講習
・受験勉強合宿
・高3受験直前講習
また、2009年に始まった「山脇ルネサンス」からの課題として
・大学入試改革との不整合。
・先取り授業のボリュームやスピードがきつ過ぎて、基礎学力の定着が
十分にできなかった。
この2点を率直に挙げておられ、先取り授業についてはスピードを少し緩めることにしたそうです。
(英数国の中学課程を中3の1学期までに習得させるペースにするとのこと)
生徒による校内ツアーもありましたが今回はお願いせず、フリーで校内見学をしてきました。そのときの印象など。↓
■生徒さんは素直で可愛らしい感じのお嬢さんが多い。
(はにかみながらもきちんと挨拶してくれました)
■制服がとても可愛い。
(まあこれは個人的な好みですが。ワンピースもクラッシックで◎)
■カフェテリアが立派。
(my弁当箱にお弁当を詰めてくれるサービスは画期的)
■図書室も立派。
(自習スペースは19時まで使えるそうです)
■校庭が広い。
(運動会も自校で行っているそうです)
■部活が楽しそう!
(個人的にマンドリンクラブの練習風景にいちばん惹かれました)
若干ひっかかったのが、山脇の掲げる【3つのアイランド】。
■イングリッシュアイランド(EI)
■サイエンスアイランド(SI)
■リベラルアーツアイランド(LI)
と、3つのアイランドを提唱しているとのことですが、これらが正直いまひとつピンと来ませんでした。
同じ言葉が校舎内の場所の意味だったり、コース制の意味だったり、委員会活動(?)の意味だったりする…のかな?ともかく混乱します。もう少し交通整理してアピールしてくださるとよいかも。
今回「場所」としてのSIでの展示を見ましたがかなり高度な研究にも取り組んでいるようで、あれを前面に押し出さないのは非常に勿体ない気がしました。
(逆に、キラキラテーマパークみたいなEIは…後ろに下げた方がいい、かも…)
そうは言っても全体としてはやはり、歴史と伝統に支えられた上質の【東京の女子教育校】だと感じました。
機会があれば、なたねを連れて再訪したいと思います。