なたねのはてな natane2021’s diary

2021年中学受験、するのかしないのか?今ひとつ気持ちが定まらない親子ですが、4年後期から日能研に通い始めました。

ごく個人的な理想の学校

なたねが学校の宿題で枕草子の冒頭部分を音読していたときのこと。

「ママそれ見なくても言えるよ」と唱和したら「なんで!?ママすごい!!」と、えらい尊敬されました(笑)

 

私の通っていた中学はやたらと暗記暗唱をさせるところで、国語では古典名作50選の冒頭部分、社会では日本国憲法前文の暗唱テストがありました。

当時は「なんじゃこりゃ」と思いながらやってましたが、今思うとなかなか味わい深いミッションだったな。

何十年も経った今でも、朝起きたときにふと「はるはあけぼの」とか「ふゆはつとめて」とか何となく呟いたり。

ぼーっと歩きながら「いずれのおおんときにか  にょーごこーいあまたさぶらいたまいけるなかに  いとやんごとなききわにはあらぬが  すぐれてときめきたもうありけり」と、頭に思い浮かべていたりします。

子供のときに覚えたことって忘れないんですね。

 

なたねの中学受験を考え始めて以来、多くの学校を見学しましたが、無意識のうちに「自分の母校に似た学校」を探し求めていることに気づきました。

 

・学校全体に教養主義的な雰囲気あり。

・受験に向けてゴリゴリに勉強させたりはしないし校内順位も一切出ない。

・でも結果として高学力の生徒が多く育つ。

・塾いらず。先生方は質問にはどこまでも付き合ってくれる。

・趣味に走った授業(面白い)をする先生多し。

・体験型の授業、前衛的実験的な授業多し。

(毎年冬には漬物用の大根が自転車置場に干されていたし、カエルの解剖は1人1匹だったり、しかもカエルは各自捕まえてくる(!)決まりだったり)

・何代にもわたってこの学校に子供を通わせる家庭多し。

・比較的裕福な家庭が多かったと思うけど学校生活自体は質素。

・母校愛が強く、卒業後の結束も固い。

 

そのものズバリな学校は見つけられていませんが、雰囲気というかテイストというかが似てると感じた学校はいくつかあります。

なたねにも多分、合う気がしています。

ちなみにものすごい難関校という訳でもありません。

 

ただ…時代も地域も全然違うからなあ。

偏差値だの大学受験をめぐる状況だのを無視して、完全にこっち方面に舵を切ってしまってよいのかは、悩むところです。