東京大学教育学部附属中等教育学校
■訪問時期…2019年秋
■訪問者…なたね・夫・私
■どんな催し…文化祭
公式サイトのトップページの画像を見るだけで、なぜか「なたね、ここ好きだわ」と繰り返し言っていた学校。
文化祭に行く前にパンフレットのデータをダウンロードして「ママ、これ印刷して!」と言い、自分で製本して何度も読み返していた学校。
なたねがこんなに喰いついた学校、今までありませんでした。
なので「これはちゃんとじっくり見なくては」と普段は腰が重い夫も動員し、家族総出で文化祭に出向いた訳ですが。
結果…我が家的にはとっても好ましい学校でした。
とにかく生徒さん達が生き生きと楽しそう!
学世田を訪問したときにも感じたのですが、我が家はなたねを託す学校に対して
「至れり尽くせりなサービス」や
「充実した大学受験対策」や
「豪華な施設」や
「華やかな学校行事」は、特段求めてはいないんだなーと。
大事だと思っているのは
「能力と志の高い教員が授けてくれる上質な教育」と
「子供の粒および保護者の主義志向が『ある程度』揃っていること」。
実はこれだけなんだなと。
何というか、あらためて気づきを与えてもらった気がしました。
ちなみになたねは
「国公立はひとつしか受けられないんだったら、なたね、2月3日はこっちにするわ」
だそうで。
お、おう。
しかしこの学校、偏差値的には難関校の位置づけではないものの、実際問題、入るのはものすごく困難な学校です。
しかも潰しがきかないというか、もしここを本気で目指すなら一般的な中学受験塾に行っている場合ではなくて、東附に特化した勉強が必要なのではないだろうか?
さて、どうしよっか。>なたね
【東附文化祭で印象に残ったことメモ】
①生物部のイベントがガチで凄かった。
ライブで「イノシシ」と「シカ」を解剖していました!
女子数人がかりでテキパキ腑分けしていて、その手さばきは見事の一言。
解剖は他校の文化祭やオープンスクールでも何度か見ましたが、対象はイカ・カエル・鶏の頭・豚の眼球等で、哺乳類まるまる1頭(しかも大型)というのは東附が初めてでした。
いやー、何というか、スケールが違う。
すごい機会を与えてくれる学校なんだなと。
ちなみに生物部では様々な生き物を飼育してました。ハツカネズミと亀は可愛かった。
アルゼンチン生まれ(だったか)のGは…うう…。
もちろん飼育ケースの中で、更に紙製の卵パックをかぶせてあまり見えないように配慮してくれていましたが、あれ普段はどうしてるのかなー(^^;
②双子色はさほど感じなかった。
一般的には「東附=双生児研究」というイメージが強いと思いますが、実際に訪ねてみると、意外と双子感はありませんでした。
巷で囁かれる「双子は優先的に入学できる」説も、この公立中高一貫校ばりの入試結果を見る限りでは双子枠も十分に倍率高いので、もはやあまり関係ない気がします。
※双子は出願時に「双子枠か一般枠か」を選ぶことはできますが、どちらか一方でしか受検できません。
また、12月の推薦入試には双子枠はありません。
③6年間での成長度合いがめざましく、子供を「伸ばしてくれる」学校に思えた。
(東附の1年生さん達および保護者の方々がお気を悪くしたらとても申し訳ないのですが)正直、1年生は、年相応の幼さを残している気がしました。
クラス展示等を見ても、難関校のそれとは明らかに違うんですよ。
東附は【既に出来上がった子】を採っている訳ではないのだと感じました。
でですね、これが2年生3年生4年生5年生…と学年が上がるにつれて、ものすごくしっかりしてくるんです。本当に。
上級生の皆さんはそつなく堂々と各自持ち場の任務を全うしていて素晴らしかったです。
なたねの直感を信じて(本人の気持ちが変わらなければ)来年5月の体育祭や8月の体験授業も是非行ってみたいと思います!