宝仙学園理数インター
■訪問時期…2019年春
■訪問者…なたね・夫・私
■どんな催し…学校説明会
この学校を最初に知ったきっかけはもう忘れてしまったのですが「なんか飄々としたすっとぼけた(ほめてます)オジサマが校長先生をしている学校」という記憶が前々からありまして。
「多分面白い学校だから!」と、なたねと夫を説得し、家族全員で説明会に出向きました。
実際、面白かったです。
生徒達の人生を楽しく実り多きものにしてやりたくて、先生方はみな頑張ってる。
素直にそれを受け止めて貪欲に吸収しようとする子供なら、とても充実した6年間が過ごせそうな学校な気がしました。
学校説明会ではどんどん生徒達を登壇させて語らせます。入学して1ヶ月にも満たない中1生も一生懸命お話ししてくれて、おばちゃんもう涙目ですよ…。えらいねー頑張ったねえー。
確か「事前に生徒が話す内容のチェックはしていない」と仰っていて、それも凄いなと思いましたが、一番印象に残ったのは、話し終わって退場する生徒さんひとりひとりと校長先生ががっちり握手を交わしていた光景です。
(話がとんでもなく飛びますが)大昔、私がバイトで出入りしていた会社には
「出勤時・退勤時にもし社長がいたら、必ず社長室に行って挨拶をすること」
というルールがあったんですね。役員とかの偉い人も私のような学生アルバイトのペーペーも等しく。
で、びびりながら社長室に行くと、社長はちゃんとひとりひとりの顔を見て挨拶してくれて、最後にがっちり握手するんです。
これを何回か繰り返すとどうなるかというとですね、
大好きになってしまうんです。社長のことが。
スキンシップの効果ってすごいと実感した大昔の記憶が呼び起こされ、宝仙理数インターの校長先生はアレと同じことをやってるのねと思いました。
説明会のあとは小グループに分かれて校舎見学。我が家が入ったグループは、中1の女の子2人が案内してくれました。素直で礼儀正しくて可愛くて、とってもいい子達だったなあ。
この学校は様々な入試形態があるので「どの試験で入ったんですか?」と訊いたところ、2人とも適性検査型で…と教えてくれました。
■都立の併願で受ける子が多分いちばん多い
■徒歩や自転車通学の子(=近所の子)が多い
とも言っていたかと。
カジュアル受験の子が比較的多く、昨今の過熱する中学受験業界とは一定の距離を置くというかアンチテーゼ的な学校…なのかな。
気になるとしたら「学校が頑張って様々用意してくれている仕掛けというかノリが、それについていけない子にはどう受け止められているのか」ということと、中高一貫生・高入生・女子部(女子部は理数インターとは完全に別)の生徒達=つまり全く背景の異なる生徒達が同じ校舎に混在していること。
この辺は学校説明会ではうかがい知れない部分と思うので、また別の切り口で訪問する機会があれば、しっかり見極めてきたいです。