昭和女子大学附属昭和
■訪問時期…2019年冬
■訪問者…なたね・私
■どんな催し…体験クラブ
三軒茶屋にこども園から大学院までワンキャンパスで揃う学校。通学路は三茶の駅から246沿いに7分ほど歩く厳しい環境(車の排気ガスがつらい)ですが、敷地内に入ってしまえば閑静で快適な空間でした。
大学に内進する可能性を考えると、この学校はなかなか魅力的です。
夫と私は基本親バカなので、
「なたねの人生はなたねの好きなように歩めばいい。どんな道筋を辿ったとしてもこの子は絶対に幸せになれる」
という根拠の無い自信(?)を持っていますが、その一方で
「なたねには出来れば手に職をつけて、様々なライフイベントを乗り越えて長く働ける大人になってもらいたい」
と(主に私が)願っていまして、まあ矛盾というか複雑な親ゴコロな訳です。
そのため、大学は女子大の実学系の学部という選択もアリと思ってるんですよね。
私の時代には昭和女子大では取れなかった資格が取れるようになったのも魅力ですし、2019年の【実就職率97.3%】は、日本の全大学中第4位・女子大では9年連続で第1位とのこと。素晴らしい!
(ちなみに昭和女子大に限らず「就職課の機能として女子大は◎」という認識です。本気で女子を採るつもりのある求人だけが来るし、仕事に真摯な職員が多い印象があります)
まあ、本人が実学堅実路線に進みたいと思うかは分からないですが。
体験クラブは2時間弱みっちりやってくれて、その間、保護者には個別に質問を受ける先生がついてくださいました。
個別質問では(上の方↑で大学内進の魅力について言及しているクセに何なんですが)主に他大受験の状況について伺いました。
■生徒は昭和女子大の内進の権利を保持したまま他大受験できる。
■その際「国公立大か昭和女子大に無い学部に限る」のような制限は無い。
■内進する学部学科については第3希望まで出してもらうが、ほぼ第1希望が通る。
■但し、内進の権利を保持した生徒が他大受験に失敗した際には必ず昭和女子大に内進すること。(内進を放棄して浪人することは認めない)
■6年次の選択科目は時間割の午後に集めており、ほぼ全て他大受験対策の内容。選択科目を取らずに自宅・自習室・予備校等で受験勉強するのも自由。
■自習室は朝7時から開いている。教員も交代で半数位が7時に出勤しており、質問に対応する。
■指定校推薦の枠は多いが、使う子はあまりいない。指定校が取れる学力があれば一般入試もイケるということと、推薦希望の子は早めに決めたい子が多いので、指定校より前のAO入試や公募推薦で進学先を決める傾向があるため。
■「成績優秀者に一般入試を強要し推薦を使わせない」ということはない。進路については100%本人の意向を尊重する。
体験クラブの後は生徒による校舎見学ツアーに参加しまして、そこで学校生活の小ネタをいくつか聞くことができました。
■1年と3年で茶道、2年でお琴を習う。
■昼食に大学の学食から仕出し弁当を届けてもらえる。予約制で1食380円。
■人前で話す機会の多い学校。週2回の朝の感話で、皆、話すことにいつの間にか慣れてしまう。うちの学校がAO入試に強いのはこの「人前で話す能力」のおかげと言われているらしいです。
■校内の清掃は縦割りの「朋友班」ごとに行う。掃除だけでなく、他にも様々な朋友班での活動があるので、学年を超えた交流が生まれやすい。先輩達ともすぐに仲良くなれます!
ちなみに私達の入ったグループを担当してくれた生徒さんは中学高校ひとりずつ、確か2年生と4年生でした。2年生はまだ初々しい&おとなしめキャラ担当、4年生はハキハキてきぱき完璧なガイド担当で、
「娘を託したあかつきには、このように伸びやか健やかなお嬢さまになるべく指導育成してくださるのかも…」
という期待をついうっかりいだいてしまいそうになる、ナイスな人選でした。
昭和女子、いい学校だわー。
なたねは「しょうわ!名前、ふる!!」と言い放ったあほの子ですが、広々としたキャンパスは気に入ったようですし、優しい先輩たちに指導してもらえた体験クラブは楽しかったそうです(笑)
とりあえずその楽しかった気持ちを覚えておくといいよ。