2021年 中学1年生のスマホ事情①
後世のブログ閲覧者様のために(?)先ほど確認したところ、iPhoneが日本で発売されたのが2008年。LINEがリリースされたのが2011年でした。
つまり、2021年に中1になった子供の親世代が中学生の頃(ややこしいな)は、スマホもLINEもこの世に無かったのです。
無かったんですよー。大事なことなので二度書きますよーー。
2021年現在、中学生の子供にスマホを持たせないという選択をすることは難しいです。でも自分が子供の頃には無かった物なので【中学生の望ましいスマホとの付き合い方】が正直、分からない。
我が家では小6の2月になたねにスマホを持たせてから約3ヶ月、試行錯誤を経てようやくルールが決まり落ち着きましたので、その経緯を記しておきます。
■機種
なたねによると、周りを見ても圧倒的に【iPhoneSE】が多かったそうです。
親のiPhone使用率が高い→ペアレンタルコントロールするためにはiPhoneかAndroidかは親子で揃えておく必要があるので、子供にもiPhoneをとなる→新規購入でiPhoneの中から選ぶなら「子供に与えるには、まずは最もお手軽なSEが吉」と考える保護者が多いということかなと。
■使用時間等のルール
我が家は最初【朝6時~夜8時の間で適宜使用する&1日3時間まで】と決めました。が、これはうまくいかなかったです。
なたねは「夜8時までしか使えないなんてウチだけだよ!」「土日に3時間は少なすぎる!!」と文句たらたらだし、毎晩時間切れギリギリまでスマホにしがみついてやるべきことを全然やらない。
夕食の席に呼んでもなかなか来ないし、来ても「8時で使えなくなる~」と気持ちが急くのか、何食べてるのかなんてもうどうでもいい体で慌ただしくかきこむ。
スマホが時間切れになると、今度は小説や漫画やイラストに熱中しだす。
学校等の課題に手をつけるのは更にその後、お風呂は更に更にその後なので、寝るのが遅くなる。(何なら課題をばっくれることも)
結果、翌朝の体調がいまいちになる。
この悪循環。ほんと、酷かったです。
「さすがにこれはまずい」と本人も感じたらしく、親子で話し合ってあらためて決めたルールが以下です。
①「1日◯時間」という制限は外す。
②フリータイムは6:00~12:00。12:00に自動でロックがかかる。公立中なので学校にスマホを持っていくことはありません。つまり平日は【起床から登校までの間は自由に使える→帰宅時にはロックされている】ということになります。
③その日の課題と翌日の準備が完全に終わったら親に報告→親が手動でロック解除。
④21:00に再び自動ロック。(翌6:00まで)
①の理由は、平日はどのみち長時間スマホを使うことは不可能なので使用時間に上限を設けても殆ど意味が無かったことと、逆に土日に3時間だと時間いっぱい使い切った後は家族間で連絡を取るのにも差し障りができ、結局は頻繁に延長をかけることになったためです。
②と④で決めた使える時間帯【朝6時から夜9時まで】は、個人的に中学生に適当と思える最大限です。
問題は③です。理想はもちろん、なたね本人が自分でやることの優先順位を決めて「課題が終わるまではスマホを見ない」「今日は○○があるからそちらに時間をあてる」等の自律ができることですが、なたねにいきなりそれを要求するのは無理でした。
「中学生にもなって~」とは思わないようにこちらの気持ちを切り替え、当面は毎日の課題を小分けにしてなたねに手渡すことにしました。学校の宿題と翌日の準備も含め全て終わったら報告してもらい、スマホのロックを解除しています。
なたねが5年生のときに購入したドキュメントファイルと無印良品のファイルボックスが、再び活用されています!
休日にも毎日の課題は割り当てていますが、休日の過ごし方は本人の自由だと思うので、極力声掛けはしないようにしています。
ぼーっとしてると12時にスマホが自動ロックされる訳ですし、油断してると母もどっかに出かけちゃったりしてロック解除してもらうのに手間取る訳ですから、「明日は遊ぶ予定があるから今日のうちに前倒しで課題を片付ける」とか「午前中のフリータイムのうちに自主的に課題をやる」とか、自律することでより快適にのびのび楽しく遊ぶこともできるのだ!と気がついてくれればいいな。
5年までで日能研を退塾した子の偏差値推移
このGW中にせっせと断捨離する中で、日能研時代にマメにつけていた記録が出てきました。
上のグラフは、なたねが日能研に在籍していた4年後期から5年最後までの1年半に受けた育成テスト(共通)の結果を偏差値換算したものです。
縦軸(偏差値)とグリッド線があるとちと生々し過ぎるので外しましたが、一番高いところで61、低いところで42、4科平均50、2科平均52です。このグラフ、私が見ると、「最初は調子こいてたものの→目新しさがなくなってからは惰性で→5年の始めで一瞬リフレッシュしたけど→またすぐ飽きて→最後は本当にイヤイヤ塾に通っていた」当時のなたねの様子がありありと思い出されます…💦
あらためてなたねって、何というかつくづく「普通の子」なんだと思います。
何か突出した才能があるかというと、うーん、多分、無い?
でも極端に苦手なことも別に無い。
楽しいことが好き。
コツコツ努力することは嫌い。
有事の際には瞬発力で乗り切る。
基本的に何事にもあまりこだわりが無い。
以前はちょいちょい私の方が「ヘラヘラして手応えのない子だなーもう!」とムキになっていたのですが、最近ようやく「なたねはこういう子なんだからこれでいい」と本気で思えるようになりました。
なたねはちゃんと成長している。大丈夫。
望み通りご近所公立中に進み、部活も決めて、毎日毎日きゃっきゃうふふと楽しそうで、「GWで学校に行かないのつまんない!」とぶーたれているなたねさん。
あなたはきっと幸せになれるとママは予言するよ。
中学高校時代のキラキラの6年間は一生の宝だよ。
どうぞそのまま突き進んじゃってくださーい。
非受験組が見た中学受験シーズン終了後の様子
なたねの卒業した小学校では、だいたい学年の1/3くらいが中学受験をしていた気がします。(都立ワンチャン狙いの子を含めると学年の半分くらい?知らんけど)ちなみに非受験組の多くは5年生から高校受験向けの塾に通い始めるか、低学年から続けている公文通い等を続行します。まあ、東京の無難な住宅街によくあるタイプの小学校かと思います。
先日、なたねに2月以降の様子を訊いてみたところ、こんな感じ↓だったそうです。
■2/3くらいから受験で学校を休んでいた子がぽつぽつ復帰してきた。
■みな淡々と、ごくごく普通に戻ってきたし、受け入れる側もいちいち騒がなかった。
■受験の話は校内では一切しなかった。
■放課後遊んでいるときとか、受験組が進学先について話し出すことはたまにあったけど、自分は学校名とか聞いても正直よく分からなかったし記憶に残らなかった。
■「(覚えていたとしても)聞いたことは親には共有しない」というのは、暗黙のルールであった気がする。
■小学校で事前にそういう指導があった訳じゃない。私達は賢かったので自然にそうなったのだどうだ凄いだろう。
おお、確かに凄いかも。君らオトナだな。
私自身は、日頃仲良くしている受験組ママさん達には1月以降連絡を控えました。2/5以降にぽつぽつとLINEが入ってきて、何人かのかたとはサシでお疲れさま会をしましたが、そこでも他の子の結果には一切ふれず共有せず。非受験組親同士で受験組の結果について噂話するということも無かったですね。
思い返すと大人も子供もこれ以上なく無難に過ごしていたなあ。
東京で快適に生きていくにはこの「君は君 我は我なり されど仲良き」の感覚というか距離感が是非とも必要だし、多分、多くの人はそれを自然に会得している。
巷で言われているような【カンケーないのにあれこれ口出してくる非受験組親子】ってかなり大げさに言われているというか、何なら都市伝説なんじゃ…?という気がします。
『二月の勝者』では、このあたりの巻にイラッと来る非受験組親子の描写がありましたねー(^^;)
『3年の星占い 2021-2023』
小ネタをひとつ。
一応「決して当サイトで占いをおすすめしている訳ではありません」ということははじめに明記しておきます。私自身も普段特段占いは気にしてなくて、朝テレビの占いコーナーを(タイミングが合えば)チラ見する程度です。
また、
■星占いではその対象が均等に12に分かれるから、血液型占いでは(日本では)4:3:2:1に分かれるから、うまいこと話のネタとして成り立っているのではないか。
■「○○座/☆型の人の性格」として巷で言われていることについて、「確かに…」と感じることも無くはない。けど、それは自分の星座や血液型の占いを見聞きすることの積み重ねで『私はこういう性格』と自分を占いの方に寄せていく人がある程度いるからではないか。
と思っています。
じゃなんでこんな記事を書いてんだという話なんですが…。このシリーズ、単純に読み物としてなかなか面白いのです。基本的にあまり酷な宣告やえぐい描写は回避して希望を持たせる執筆および編集方針とお見受けしました。子供向けの本ではないですが平易な文章ですし、子供が読んでも問題なさそうです。
3年ごとに刊行される本で、最新版は2021-2023。2021年中受組のお子様達はこの先しばらくは西暦の下1桁と学年の数字が同じになるので、書かれていることと自分とを突合しやすいです。
なたねの星座の最新版を読んでみたところ3年間の流れが割と景気のいいストーリーで書かれていたので、これはと思う箇所に線を引いて【2021-中1】【2022-中2】【2023-中3】…と書いた栞を挟んで渡してみました。
この手のものは本当に100%趣味の世界なので「おすすめです!」と断言するのは控え「もし本屋で偶然お目にとまったりしたときは何かのご縁と思ってパラ見していただいても」とほんのり呟くにとどめておきます(^^)
中学受験 6年(撤退組)の費用総括
春休み最後の週末。東京は今日はとてもいいお天気です。
なたねは毎日毎日毎日毎日朝から遊びに行って昼ゴハン食べに戻ってきて食べたらまた遊びに行って門限ギリギリまで帰ってきやしません。小学生かよ。まあ3日前まで小学生だったけれども。
ちなみにSuicaの切り替えは券売機で簡単にできました。
これ、こども用Suicaの購入時に生年月日を登録しているのだから自動で切り替わってもいいような気もするのですが、そうはならないんですねー。何でだろう?
本題。
「撤退組のこんな情報に需要ないとオモ」「いやコレ意外と珍しくも貴重かも」と逡巡しつつ、まあ4年でも5年でも費用総括の記事を書いていたのでけじめとして(?)6年次の費用も公開します。
ベネッセ | 考える力・プラス 中学受験講座(2020年4~6月) | 21,936 |
Z会進学教室 | 作文実践講座(単発) | 2,900 |
早稲田進学会 | 通信添削講座(単発) | 2,000 |
某塾A | 中学受験プラン(2020年7~9月) (7月首都圏模試受験料を含む) |
123,750 |
その他 | 朝日新聞 今解き教室電子ドリル | 6,600 |
首都圏模試過去問 | 1,000 | |
中学入試でる順過去問漢字 合格への2610問 | 1,078 | |
サピックス漢字の要ステップ1 | 1,320 | |
サピックス年表トレーニング帳 | 1,100 | |
サピックス白地図トレーニング帳 | 1,100 | |
算数ベストチェック | 990 | |
社会メモリーチェック | 990 | |
理科メモリーチェック | 990 | |
藤原流 200字意見文トレーニング | 1,760 | |
合格する地理の授業(47都道府県編) | 1,540 | |
合格する地理の授業(日本の産業編) | 1,540 | |
合格する歴史の授業(上巻) | 1,540 | |
合格する歴史の授業(下巻) | 1,540 | |
流れが見えてくる日本史図鑑 | 1,870 | |
計 | 175,544 | |
(※消費税10%を含んだ金額です)
(※一部手控えを失くしたものについては現時点で確認できる正規料金を載せたので、実際にかかった金額と異なるかもしれません)
こうして見ると迷走にも程があるでしょという感じですが、我が家が(とりわけ母親の私が)「私達は本当に中学受験から撤退するのだ」ということを腹落ちさせて気持ちをリセットするために、必要な手続きだったような気がします。
【その他】にまとめた市販のテキストは結構活用しました。特に漢字とメモリーチェックは「今ここでモノにしておけば中学での学習が確実に楽になる」ということを本人も納得していたので、11月までに3周くらい回していた記憶です。
朝日新聞 今解き教室電子ドリルは、なたねにはちょっと難しい題材もあったかな。閲覧できるうちに全部PDF保存したので、いずれどこかのタイミングで再度取り組んでもらおうか、でもリアルタイムの新聞記事が題材であることに意味がある教材だし…と考え中です。
藤原流 200字意見文トレーニングはおもに夏休みにやってました。
■作文の基本的なルール
■賛成か反対か立場を決めて書くこと
■自分自身の意見とは異なる設定で書くこと
■読む人を納得させられるように書くこと
等々盛りだくさんな内容で、これ1冊やりこめば作文無敵になれる気がします。
後半はなたねにはまだ難しかったかもしれません。いずれまた活用できるタイミングが来ることを期待して、少し寝かせておきます。
2020年10月から、塾の5年次に上がるタイミングで整理した習い事を復活させました。
そして12月以降は↓を。
スマイルゼミ | 中学準備講座~中学標準クラス(年払) | 86,614 |
某塾B | 春期講習 | 17,050 |
その他 | 数学の教科書ガイド&教科書ワーク | 4,026 |
計 | 107,690 |
スマイルゼミは2020年12月に年払で申し込みました。
当時タブレット学習モノのレビューをいろいろ見ていて、スマイルゼミは「書きやすい(手をタブレット上についても大丈夫/ペンタッチが紙と鉛筆に近い)」というレビューが多かったのです。また、このとき既に2021年4月に値上げすることが告知されていたので、値上げ前に一括で払ってしまいました。
実際の様子をまだ見れてないのですが、スマイルゼミ中学コースには「定期テスト対策」という機能があって、中学校で使っている教科書とテスト日程を登録するとテスト勉強のスケジューリングと予想問題の出題をしてくれるそうで、これにはちょっと期待しています。(この機能はおそらく、ベネッセやZ会のタブレット学習にもついてるかとは思います)
あとは遊び倒してぼけぼけになった気を引き締め直した方がよかろうと思い、近所の某塾Bの春期講習に申し込みました。単発でいろんな塾に行くのはもう本人も慣れたもので、淡々と通っています。とりあえず、中学校の学習導入部分で分からないことは無い状態で臨めそうです。
中学校生活は楽しいよ!あなたが全力で満喫できますように>なたね