参考書「はてな?に答える!」シリーズ
日能研のモノクロの渋いテキストは個人的になかなか好みです。
(算数テストの文章題に「せいこ」「あきな」「きょうこ」ちゃんとか、「としひこ」「まさひこ」「よしお」くんが登場するのも好き 笑)
しかし。
なたねに質問されてテキストにあたるときに、やたら時間がかかります。
白黒すぎて目が滑るー頭に入らんー。
という訳で、なたねの為というよりは私の為に、参考書探しの旅に出ました。
いろいろ手に取ってパラ見して、選んだのがこちら。
建てつけとしては昔懐かしい「自由自在」シリーズと似た感じです。
■イラストが今風でカワイイ。
■カラーページで重要事項にあたりやすい。
■サイズはA5と比較的コンパクト。
(分厚いけど)
■算数は欄外に類題への誘導あり。
(つまづいたとき・公式を確認したいとき・レベルアップしたいとき)
■社会理科は欄外に豆知識のコラムあり。
■算数の例題には実際の入試問題もちょいちょい使われており、〈○○中〉という表記にテンションがあがる…かもしれない。
これ、社会理科は暇なときに適当に開いて出たページを読むだけでけっこう身についちゃったりしそうじゃない?と思います。
内容は基礎に撤しているので、難関校を目指しているご家庭には全く!不要なものですが、ウチにはすごくしっくりきました。
なたねも見てもいいよ(・∀・)(→えらそう)
昭和女子大学附属昭和
■訪問時期…2019年冬
■訪問者…なたね・私
■どんな催し…体験クラブ
三軒茶屋にこども園から大学院までワンキャンパスで揃う学校。通学路は三茶の駅から246沿いに7分ほど歩く厳しい環境(車の排気ガスがつらい)ですが、敷地内に入ってしまえば閑静で快適な空間でした。
大学に内進する可能性を考えると、この学校はなかなか魅力的です。
夫と私は基本親バカなので、
「なたねの人生はなたねの好きなように歩めばいい。どんな道筋を辿ったとしてもこの子は絶対に幸せになれる」
という根拠の無い自信(?)を持っていますが、その一方で
「なたねには出来れば手に職をつけて、様々なライフイベントを乗り越えて長く働ける大人になってもらいたい」
と(主に私が)願っていまして、まあ矛盾というか複雑な親ゴコロな訳です。
そのため、大学は女子大の実学系の学部という選択もアリと思ってるんですよね。
私の時代には昭和女子大では取れなかった資格が取れるようになったのも魅力ですし、2019年の【実就職率97.3%】は、日本の全大学中第4位・女子大では9年連続で第1位とのこと。素晴らしい!
(ちなみに昭和女子大に限らず「就職課の機能として女子大は◎」という認識です。本気で女子を採るつもりのある求人だけが来るし、仕事に真摯な職員が多い印象があります)
まあ、本人が実学堅実路線に進みたいと思うかは分からないですが。
体験クラブは2時間弱みっちりやってくれて、その間、保護者には個別に質問を受ける先生がついてくださいました。
個別質問では(上の方↑で大学内進の魅力について言及しているクセに何なんですが)主に他大受験の状況について伺いました。
■生徒は昭和女子大の内進の権利を保持したまま他大受験できる。
■その際「国公立大か昭和女子大に無い学部に限る」のような制限は無い。
■内進する学部学科については第3希望まで出してもらうが、ほぼ第1希望が通る。
■但し、内進の権利を保持した生徒が他大受験に失敗した際には必ず昭和女子大に内進すること。(内進を放棄して浪人することは認めない)
■6年次の選択科目は時間割の午後に集めており、ほぼ全て他大受験対策の内容。選択科目を取らずに自宅・自習室・予備校等で受験勉強するのも自由。
■自習室は朝7時から開いている。教員も交代で半数位が7時に出勤しており、質問に対応する。
■指定校推薦の枠は多いが、使う子はあまりいない。指定校が取れる学力があれば一般入試もイケるということと、推薦希望の子は早めに決めたい子が多いので、指定校より前のAO入試や公募推薦で進学先を決める傾向があるため。
■「成績優秀者に一般入試を強要し推薦を使わせない」ということはない。進路については100%本人の意向を尊重する。
体験クラブの後は生徒による校舎見学ツアーに参加しまして、そこで学校生活の小ネタをいくつか聞くことができました。
■1年と3年で茶道、2年でお琴を習う。
■昼食に大学の学食から仕出し弁当を届けてもらえる。予約制で1食380円。
■人前で話す機会の多い学校。週2回の朝の感話で、皆、話すことにいつの間にか慣れてしまう。うちの学校がAO入試に強いのはこの「人前で話す能力」のおかげと言われているらしいです。
■校内の清掃は縦割りの「朋友班」ごとに行う。掃除だけでなく、他にも様々な朋友班での活動があるので、学年を超えた交流が生まれやすい。先輩達ともすぐに仲良くなれます!
ちなみに私達の入ったグループを担当してくれた生徒さんは中学高校ひとりずつ、確か2年生と4年生でした。2年生はまだ初々しい&おとなしめキャラ担当、4年生はハキハキてきぱき完璧なガイド担当で、
「娘を託したあかつきには、このように伸びやか健やかなお嬢さまになるべく指導育成してくださるのかも…」
という期待をついうっかりいだいてしまいそうになる、ナイスな人選でした。
昭和女子、いい学校だわー。
なたねは「しょうわ!名前、ふる!!」と言い放ったあほの子ですが、広々としたキャンパスは気に入ったようですし、優しい先輩たちに指導してもらえた体験クラブは楽しかったそうです(笑)
とりあえずその楽しかった気持ちを覚えておくといいよ。
宝仙学園理数インター
■訪問時期…2019年春
■訪問者…なたね・夫・私
■どんな催し…学校説明会
この学校を最初に知ったきっかけはもう忘れてしまったのですが「なんか飄々としたすっとぼけた(ほめてます)オジサマが校長先生をしている学校」という記憶が前々からありまして。
「多分面白い学校だから!」と、なたねと夫を説得し、家族全員で説明会に出向きました。
実際、面白かったです。
生徒達の人生を楽しく実り多きものにしてやりたくて、先生方はみな頑張ってる。
素直にそれを受け止めて貪欲に吸収しようとする子供なら、とても充実した6年間が過ごせそうな学校な気がしました。
学校説明会ではどんどん生徒達を登壇させて語らせます。入学して1ヶ月にも満たない中1生も一生懸命お話ししてくれて、おばちゃんもう涙目ですよ…。えらいねー頑張ったねえー。
確か「事前に生徒が話す内容のチェックはしていない」と仰っていて、それも凄いなと思いましたが、一番印象に残ったのは、話し終わって退場する生徒さんひとりひとりと校長先生ががっちり握手を交わしていた光景です。
(話がとんでもなく飛びますが)大昔、私がバイトで出入りしていた会社には
「出勤時・退勤時にもし社長がいたら、必ず社長室に行って挨拶をすること」
というルールがあったんですね。役員とかの偉い人も私のような学生アルバイトのペーペーも等しく。
で、びびりながら社長室に行くと、社長はちゃんとひとりひとりの顔を見て挨拶してくれて、最後にがっちり握手するんです。
これを何回か繰り返すとどうなるかというとですね、
大好きになってしまうんです。社長のことが。
スキンシップの効果ってすごいと実感した大昔の記憶が呼び起こされ、宝仙理数インターの校長先生はアレと同じことをやってるのねと思いました。
説明会のあとは小グループに分かれて校舎見学。我が家が入ったグループは、中1の女の子2人が案内してくれました。素直で礼儀正しくて可愛くて、とってもいい子達だったなあ。
この学校は様々な入試形態があるので「どの試験で入ったんですか?」と訊いたところ、2人とも適性検査型で…と教えてくれました。
■都立の併願で受ける子が多分いちばん多い
■徒歩や自転車通学の子(=近所の子)が多い
とも言っていたかと。
カジュアル受験の子が比較的多く、昨今の過熱する中学受験業界とは一定の距離を置くというかアンチテーゼ的な学校…なのかな。
気になるとしたら「学校が頑張って様々用意してくれている仕掛けというかノリが、それについていけない子にはどう受け止められているのか」ということと、中高一貫生・高入生・女子部(女子部は理数インターとは完全に別)の生徒達=つまり全く背景の異なる生徒達が同じ校舎に混在していること。
この辺は学校説明会ではうかがい知れない部分と思うので、また別の切り口で訪問する機会があれば、しっかり見極めてきたいです。
すごくフェアな入試をする学校
先日私だけで出向いた、とある共学校の入試説明会の内容にしびれまして。
■出願はインターネットのみ。
■複数回同時出願しても割引は一切無し。
■ってか2回目以降の出願は前回の合否判明後で間に合うので、
同時出願するメリットはほんとに「無い」。
強いて言えば申し込みの手間と振込手数料が1回分で済むくらい。
同時出願して初めの方で合格しても返金しないのでその辺もよろしく。
■調査書不要。
■通知表のコピー不要。
■面接無し。
■複数回受験してもボーダーラインでの考慮等は無し。
■親ほか身内がOBOG在校生である・説明会の出席回数・資格や検定・
賞罰等々、とにかく一切合否に関係無し。当日の試験のみの勝負!
■男女別の定員ではない。点数調整もしていない。当日の試験の点数順に合格を出す。
■合格発表はインターネットのみ。
■入学手続もインターネットのみ。
■入学手続の締切は遅い。(他校の結果がほぼ出揃ってからでも間に合いそう)
上記の何項目かずつであれば当てはまる学校も多いと思いますが、
全てを兼ね備えた学校は珍しいのではないでしょうか。
このフェア&シンプルさ、個人的にすごーく好ましいです。
特に
「男女別の定員ではない。点数調整もしていない。
当日の試験の点数順に合格を出す。」
ここにぐっと来ました✨
(説明会で「女子にはもう充分な人数来ていただいているのですが、男子は、1日はともかく2日以降は合格を出しても出しても他校に流れてしまう。男子に!男子に来てほしいです!ぶっちゃけ男子には多少の下駄を履かせてます!」と公言して憚らない学校、実際にありましたから 泣)
ここは以前なたねと一緒に見に来たこともあって
そのときは親子で「ほうほう(・∀・)」くらいで流してたのですが、
いやー、お見それしました。
機会をみて再度なたねを(夫も)連れて行きたいなあ。
きっと二人とも気に入るんじゃないかと思うんだけど。
合格可能性とかはまた別の話ってことで…。
確かにれるりりは尊いとママも思うよ。
塾に通い始めた頃は想像もできなかった「社会が面白い」ゾーンに入ったなたねから、「勉強の助けになりそうなオモロ教材を買ってくれろ」と頼まれまして。
いいともさー。
アナタのお好みはズバリこれですよね?
王道の【七〇式ほにゃららソング】は全く受け付けなかったなたねですが
(お高かったのに…泣)
これは届いた日から何度も何度も何度も何度も、
「れるりり尊いー」
とか言いながら飽きずに観て歌っています。
きっと彼女にとっては大事に録画し溜めている厨病激発ボーイを観てるのと同じなのでしょう。
まーいいっすよ。好きにしなされ。
でも適当な時間で切り上げること!
※ちなみに私もこれ嫌いじゃないです。
特に「縄文炸裂ガール」は秀逸。あと、「大正ロマンチック」はカワイイ。