横浜雙葉
■訪問時期…2019年夏
■訪問者…なたね・夫・私
■どんな催し…オープンキャンパス
右手に横浜外国人墓地、左手に横浜十番館やえの木てい等の
【THE・横浜元町】な風光明媚な景色を楽しみながら歩くと
程なくして学校に到着です。
横浜山手の学校につきものの「坂」の苦労を、横浜雙葉なら100%回避できます。
みなとみらい線で横ふたに通う子は6年間この道を歩くのか―。
す、素敵すぎる…!
(そして繁華街等に無縁すぎる!→これは夫が大絶賛(^^;)
オープンキャンパスでは美術部・写真部・科学部・図書館等の催しに参加。
ふらっと入った写真部の「コラージュ作り」と科学部の「スライム作り」が
なたねは楽しかったみたいです。
生徒さんはものすごーく対応が丁寧で、穏やかな子達が多かったな。
元気いっぱいというよりは、やっぱりどこかおしとやかな感じ。
でもガサツななたねを拒否る空気ではなく、ふんわり受けとめてくれそうな感じ。
懐の深い学校のように思えました。
私、最近は生徒さんと自由に話せる機会には必ずあることを質問していまして。
それは
「スカート丈は普段も今日くらいの長さなんですか?
今日は学校のお手伝いだから長めにしてるの??」
という質問なのですが、横ふたの生徒さんは
「いつもこれくらいです(^^)」
と即答でした。(→夫が大絶さ(略))
持ち物についても傘は紺か黒か茶色、マフラーはそれ+グレーと色も決まっていて、
模様も格子柄以外はNGと言っていたかな?
(聞き違えていたらごめんなさい)
このような規則を「自由が無い・堅苦しい」と見る向きもあるかも知れませんが、
個人的には
「一生続く訳じゃなし、中高6年間くらい、学校内でくらい、
そういうストイックな装いもいいんじゃないかなー」
と思います。
制服にショッキングピンクのカーディガンを合わせるとか
いかに自由と言えどちょっと違うんじゃ?と引くし、
パンツ見えそうなみじっかいスカートとか、制服に化粧とか、
なたねには、それらがOKとは思ってほしくない。
大体どんなに地味にしてたところで、若い娘っこ達が醸し出す美しさは
隠しようがないのよー!!!…と、おばちゃんは思いますよ。ほんと。
ちなみに横ふたは清楚系の美人さん率が高かった気がする。ということも、
備忘として記しておきます。
ところで横浜雙葉の入試に関してはかなり気になる点があります。
募集定員100名に対して、2019年の合格者→107名
!?
過去の合格者数も(もう公式サイトからは消えてますが)
確かこんなものだった記憶です。
ここまでギリギリの人数しかとらない学校、他にないのではないでしょうか。
【本当に熱望している人が受けるし、本当に熱望している人を合格させる学校】
ということかなと思いました。
そんな覚悟がなたねにあるかというと、正直ないからなあ…。
とにかく熱っぽくない子なのです。いまだに。
鷗友学園
■訪問時期…2018年以降何度か
■訪問者…なたね・私
■どんな催し…いろいろ
「賢い子達がたくさんいるのに、雰囲気はほのぼのほんわか」
(「のに」というのは若干語弊があるかもですが)
私の中の鷗友のイメージです。
最初に訪問した学校説明会からして凄く印象的でした。
鷗友のホールはステージ奥の壁にFIX窓があるのですが、
窓の向こうには通用口に続く小道があるらしく、
説明会の間も先生や主事さんらしき人が普通にその道を歩いてるのが
丸見えだったんですよね。
多分、きっちりした学校だと「説明会の時間はこの道を通らないように」とか
指示が出るんじゃないかなと思うところです。
でも鷗友では、校長先生が今まさにお話ししているその後ろを
いろんな人が全然フツーに歩いてる。
見られてる意識もなく気抜け~な感じで、先生が!あるってる!(笑)
それを見て「なんか自然体でカワイイ学校だわー」と思ってしまい、
その印象がずっと続いています。
とにかくいつ行っても先生方や生徒さん達がニコニコ優しい。
きゃっきゃうふふって感じ。あーほのぼの。
オープンキャンパスの図書館スタンプラリーで
某仏像の手の向きが分からない(泣)と固まっていたなたねに
「よし!私が仏像になろう」と言ってポーズをとってくれたお姉さん。
あなたもめっちゃツボでした。
あなたのおかげで娘は無事に正解にたどりつけましたよ。ありがとうね。
ひとたび「好き♡」と思ってしまうと何でもよく見えるもので、
公立みたいなシンプルな校舎も好ましいし、見学等でお見かけする
他のご家庭の雰囲気(ごくごく普通のまっとうなご家庭という感じ)も好ましい。
小ネタとしては、鷗友は学年毎にカラーが定められており
(6色あって、卒業学年のカラーを次の新入生が引き継ぐ仕組み)
2021年入学学年のカラーは【青】になることが分かっています。
青!なたねの一番好きな色ではないですかー。
「ちょっとちょっと、これはもう運命じゃない?」
となたねに振ってもバカジャネーノ的な冷たい視線が返るのですが
めげずに「なたね、この学校どう?好き?」と訊くと
仏頂面で一言「うん」だって。
あー、これは結構意識してるな。このツンデレ娘。
偏差値ぜんっぜん足りてないんで、もしここがいいなら
もっとお勉強頑張りなね~>なたね
5年第6回 全国公開模試
「オレ天才だし!次も楽勝だし!」
と思って更に手を抜いたんですかね、あほですねえ。
一瞬で、いっそ清々しい勢いで地に堕ちてました。
偏差値ってそんなコロコロ変わるもんじゃないと思ってたよ、ママは…。
ところで今回の模試には何の説明もなく
【PRE志望校選定テスト】というサブタイトルがついており、
MY NICHINOKENをのぞくと、これもまた何の断りもなく
【志望校選定グラフ】というページができていました。
「アナタの成績ならこの辺の学校がいんじゃね」
と適当に見繕ってくれた(?)学校群の他に、
自分で学校情報のページの選択リストに入れていた学校についても
「今年の結果R4~合格者最低偏差値の幅&そこに落としこんだ自分の立ち位置」が
一目で分かるグラフが表示されています。
うーん。いきなり現実を突きつけられたぞ(;・∀・)
そのグラフには更に「上昇レンジ」「下降レンジ」という項目がありまして、
■上昇レンジ…あなたの真の実力を示したもの
■下降レンジ…合格をより確実にするためのサジェスト
という超ざっくりした説明がついてます。
(※文言は少し変えてあります)
で、上昇レンジの方の幅がえっらい広いんですね。
これを見て一瞬
「ヤダうちの子、めちゃくちゃ伸びしろある!見込みある!!
って評価されてるー?♡」
といい夢見させていただきましたが、諸先輩方のブログを回遊して
【正答率の高い問題を落とすと上昇レンジの幅が広くなる】
ということを知りました。
(はい、今回、正答率80%超えの問題とかもポロポロ落としています)
同じ失点でも、その理由がケアレスなのか全く理解してない為なのかで
けっこう話は変わってくると思うけど、日能研は
「どちらも伸びしろの質(攻略しやすさ)としては同じ」
という認識なのか。なんか釈然としない気も。
そもそもこのグラフの捉え方を間違えているのかな?私。
今度ちゃんと先生に訊いてみること。
ごく個人的な理想の学校
なたねが学校の宿題で枕草子の冒頭部分を音読していたときのこと。
「ママそれ見なくても言えるよ」と唱和したら「なんで!?ママすごい!!」と、えらい尊敬されました(笑)
私の通っていた中学はやたらと暗記暗唱をさせるところで、国語では古典名作50選の冒頭部分、社会では日本国憲法前文の暗唱テストがありました。
当時は「なんじゃこりゃ」と思いながらやってましたが、今思うとなかなか味わい深いミッションだったな。
何十年も経った今でも、朝起きたときにふと「はるはあけぼの」とか「ふゆはつとめて」とか何となく呟いたり。
ぼーっと歩きながら「いずれのおおんときにか にょーごこーいあまたさぶらいたまいけるなかに いとやんごとなききわにはあらぬが すぐれてときめきたもうありけり」と、頭に思い浮かべていたりします。
子供のときに覚えたことって忘れないんですね。
なたねの中学受験を考え始めて以来、多くの学校を見学しましたが、無意識のうちに「自分の母校に似た学校」を探し求めていることに気づきました。
・学校全体に教養主義的な雰囲気あり。
・受験に向けてゴリゴリに勉強させたりはしないし校内順位も一切出ない。
・でも結果として高学力の生徒が多く育つ。
・塾いらず。先生方は質問にはどこまでも付き合ってくれる。
・趣味に走った授業(面白い)をする先生多し。
・体験型の授業、前衛的実験的な授業多し。
(毎年冬には漬物用の大根が自転車置場に干されていたし、カエルの解剖は1人1匹だったり、しかもカエルは各自捕まえてくる(!)決まりだったり)
・何代にもわたってこの学校に子供を通わせる家庭多し。
・比較的裕福な家庭が多かったと思うけど学校生活自体は質素。
・母校愛が強く、卒業後の結束も固い。
そのものズバリな学校は見つけられていませんが、雰囲気というかテイストというかが似てると感じた学校はいくつかあります。
なたねにも多分、合う気がしています。
ちなみにものすごい難関校という訳でもありません。
ただ…時代も地域も全然違うからなあ。
偏差値だの大学受験をめぐる状況だのを無視して、完全にこっち方面に舵を切ってしまってよいのかは、悩むところです。
カゲロウデイズにお願い。
日能研では5年後期に歴史の授業が始まります。
実は塾で歴史が始まる前に断片的な知識でも頭に入ってるといいかなと思い、
先走ってなたねが3年のときに歴史マンガを全巻購入していたのですが。
…ダメでした。
なたね、届いた日にチラ見した後は全く手を伸ばしませんでした。
でもですねー、これはなたねに文句言えない。ってか気持ち分かる。
いわゆる歴史マンガって、
巻によって絵柄が変わるのがそもそもちょっとアレだし、
おっさんの週刊誌に載っている劇画風だったり
いまいち華やかさに欠ける絵柄が多いんですよね。
ちはやふるとか12歳とかのキラッキラした絵柄のマンガに慣れている女子は
そりゃ食いつき悪くなるだろうなと思います。
あー、大和和紀大先生にリライトしていただきたい。
平安大正明治時代だけでも!
なんかないかなあ~とAmazonをさまよっていたところ、
良さげな本を見つけました。
これは絵的に許せる!
中学生向けなので中受では扱わない範囲も入っている一方で
たった1冊で古代文明から現代まで飛ぶので超ダイジェストではありますが
とりあえずの興味をひくには充分です。
予想通り、今度はなたねもがっつり食いついてきたので、
調子に乗っていろいろ購入。
なたねは少しませてるというかしれっとした感じの子なので、
ガチで子供向けのいわゆる【学習マンガ】よりは、
「登場人物が内輪ウケしてるシーンとか
ちょっと何言ってるか分かりませんな所もあるけど、
文脈で強引に読んでいくとトータルでは何となく分かる」
みたいな本の方が、むしろいいのかも?
カゲロウデイズの皆さま、どうか娘を導いてやってくださーい。
別にマンガに多くを期待している訳じゃないけど、
(私自身は「自分、持ってる知識の8割方はマンガ由来なんじゃね?」と思ってますがね…)
せっかくだから楽しんで、ついでに少しでも「社会面白い」と
思ってくれればいいな。