なたね、九九が完璧じゃない疑惑。
「わり算はかけ算の裏返しだし、
かけ算わり算が完璧じゃないと分数も最小公倍数も
最大公約数もいまいちになるよ。
だから九九は完璧にしようね。
もう脳みそ通さずに脊髄反射で言えるようにね!」
と、口をすっぱくして注意していたものの、
声掛けだけではやはりダメだったようです…。
日能研の算数では新5年になって以降、ひたすら分数をやっているのですが、
そう言えば最近
「宿題丸付けして~」
と言わなくなったなあ…と思ってちらっとノートを見ると
与式の次にいきなり答えが書かれてるではないですか。
1問1行。超省スペース。
いやいや、これらの問題、
①通分して
②計算して
③約分して
④仮分数は帯分数に直して
って結構な手間がかかる筈ですけども。
帯分数同士の引き算の中には、引かれる数の方で整数をいっこばらして
分子を大きくしないと計算できない問題もありますよ?
今のアナタがこれらを暗算で解けるとは、とても思えないですよ?
なたねに
「正 直 に お 言 い な さ い な (^^)」
とソフトに(爆)詰め寄ってみましたが、
「答えは絶対に写してない」
「途中の計算は脇の方にちょこちょこ書いて、後で消した」
「先生も暗算できるところはしなさいって言ってた」
と申します。
まあ確かに、大抵はリビングで家族の目の前で宿題しているからなあ。
答えを写したりは物理的にできないか。
でもでも、どう考えてもおかしいでしょー。
「途中式は消さなくていい。ってか、消しちゃダメ。
採点する人に『この子はどういう風に考えたのかな?』ってことを
読み取ってもらえなくなるよ。
もう一度、すっごく丁寧に、宿題やり直してごらん」
とブーブー文句たれのなたねに言って計算させたら、
なんと分数の通分をする(=最小公倍数を探す)ために、
いちいち分母の数のすだれ算をしていたことが判明しました⤵
衝撃です。あー、それは途中式として書きようがないし、
消したくなる筈だわ。
「そんなんいちいちやってたら日が暮れるわ!
分母10と45の通分だったら、45の方を2倍3倍してってごらん。
はい、とりあえず45の2倍は?」
「90」
「90は10の倍数かそうでないか?」
「倍数」
「じゃあ通分は分母90でいいじゃん。それ以上悩まなくていい。
最小公倍数を探すときは大きい数基準で探す方が、
候補が少なくなるから見つけやすいよ」
一応、これらの言葉はなたねに刺さったようで、
その後は黙々と宿題のやり直しをしていましたが。
何と言うか、なたねは、
【手間を省くところと丁寧にやるところ】の
緩急のつけ方がちょっと変なんですよね…。
次の育成テストまでに分数(というか九九)仕上げてね。>なたね