なたねのはてな natane2021’s diary

2021年中学受験、するのかしないのか?今ひとつ気持ちが定まらない親子ですが、4年後期から日能研に通い始めました。

ひかれるけどひく学校

■訪問時期…2018年秋
■訪問者…私のみ
■どんな催し…学校説明会

惹かれるけど引く。
世間的には今とーっても人気のある都内某女子校。
今のなたねのやる気(の無さ)と成績ではハナもひっかけられない学校様ですが、意を決して2回目の訪問をしてみました。
実は初回はこの学校の
ガ ン ガ ン い こ う ぜ
的なノリにドン引きしてしまったのですが
「こんなに人気のある学校なのだから、もう一度ちゃんと見てみよう」
と思った訳です。
(あと、入試問題の実物をいただけると聞いたので)

まず、前回とは別の通学路を歩いてみました。
商店街を抜けていく中学生用のルートは前回の線路沿いの道(高校生用)にくらべて少し遠回りですが、人の目が多い分、より安全な気がします。


閑静な住宅街に佇む趣きのある校舎は新しすぎず古すぎず、周囲の景観にしっくりなじんでいます。
グラウンドはやや狭いですが人工芝で、土ぼこりを嫌うヘタレのなたねが喜びそう。
制服もなたねの好きなタイプ。


校内を行きかう生徒さん達は文字通り元気、元気。
説明会で、授業風景の紹介として
「楽しそうにカエルの解剖に興じる女子達」
の映像が流れたのですが、あれはリアルで良かった。
みんな心底楽しそうで、この学校のカラーが如実にあらわれていると感じました。


授業のカリキュラムや大学受験対策はもうもう【完璧・万全☆】という感じですね。
特に進路指導室の充実ぶりは圧巻だったなあ。
卒業生の手書きの大学受験体験記は非常に貴重なデータだと思います。

 

うん。素晴らしい学校でした。

 

でもやっぱり気持ちが引いてしまうのは何故なんだろう。

 

多分、理由のひとつは、
学校全体があまりにもリア充過ぎ・正し過ぎ・眩し過ぎて見えたから。
(考えたくないですが)万が一子供が
「頑張って入学したけど上手く学校になじめない」
となったときに、親身になってくれる学校ではないような気がしてしまった。
なんかこう、優しさや慈しみ深さや陰翳みたいなものが感じられなかったのです。
「ついてこれる奴だけついてこい!」と言っているみたい。
勿論それが悪いという訳ではなく、ただ、人を選ぶ学校なのでしょう。
積極的に自分の道を切り開く気概のある女子にぴったりの学校だと思います。


あともうひとつの理由は(これはたまたまかもしれませんが)説明会で居合わせたお母様方の圧が強かったこと。ぐいぐい来るタイプのお母様が多いようにお見受けしました。
私はどちらかというと
「子供の学校において、親同士がむやみに距離を詰める必要は無い」
と考える方ですが、やはり6年間もある中高一貫校生活。
学校に出向いた際には、ほどよい距離感でかつ和やかに他の保護者の皆さまとゴカンダンしたいですし、中には長くお付き合いできるかたがいらっしゃればいいなと思っています。
その点、今回の説明会では自分の中で
「ちょっとここウチ場違いかも(汗)」
というアラームが鳴りまくったんですよね。

 

学校に通うのは子供なのですから、別にどーだっていいっちゃいいのですが。
でもこの違和感、先日、普連土学園の後に行った某超ブランド校でも痛切に感じたのです。
何といいますか、家風の違いですよね…。
ならば親だけの問題ではない。絶対に子供同士の世界にも影響がある筈です。
なので、しょうもない感想かもしれませんが、意外と侮ってはいけない感覚ではないかという気もしています。